下町ロケット
北朝鮮のミサイル発射が報道された今日、悪いタイミングで読み始めた池井戸潤「下町ロケット」でしたが、読み進めてゆくうちに、すっかりその物語の中に入り込んでしまい、一気に読んでしまいました。
国産のロケットを開発する情熱に燃えた、エンジン部分の開発研究者が、そのエンジンの失敗で、研究室を去り、家業の小さな工場を継ぎます。しかし、夢は捨てきれず、エンジン全体の開発は不可能だが、そのキーパーツであるバルブの開発を7年間続けて成功させます。その特許がもとで、大手ロケット開発会社へのバルブの部品の提供が可能となり、画期的な性能のロケットの打ち上げを成功に導くという物語です。
国家プロジェクトであるロケットに下町の中小企業が関わるという、ありえないような話なのですが、小さな工場といえどもその製品のクオリティの高さは素晴らしい、こういう企業はあるのでしょうね。この物語は実話ではないのでしょうけど。
この物語では、技術者だけでなくその小さな企業に勤める人々の情熱がひしひしと伝わってきて、感動のドラマになっています。
ロケットというと、衛星を打ち上げるものなのでしょうけど、なんか物騒な面もありますが、宇宙への夢という面も大きいのでしょうね。それはそれとして、自分の製品へのプライドとか働くことのある面での価値を描いた物語でもあるように思いました。
評判通りの内容で、おすすめです。

国産のロケットを開発する情熱に燃えた、エンジン部分の開発研究者が、そのエンジンの失敗で、研究室を去り、家業の小さな工場を継ぎます。しかし、夢は捨てきれず、エンジン全体の開発は不可能だが、そのキーパーツであるバルブの開発を7年間続けて成功させます。その特許がもとで、大手ロケット開発会社へのバルブの部品の提供が可能となり、画期的な性能のロケットの打ち上げを成功に導くという物語です。
国家プロジェクトであるロケットに下町の中小企業が関わるという、ありえないような話なのですが、小さな工場といえどもその製品のクオリティの高さは素晴らしい、こういう企業はあるのでしょうね。この物語は実話ではないのでしょうけど。
この物語では、技術者だけでなくその小さな企業に勤める人々の情熱がひしひしと伝わってきて、感動のドラマになっています。
ロケットというと、衛星を打ち上げるものなのでしょうけど、なんか物騒な面もありますが、宇宙への夢という面も大きいのでしょうね。それはそれとして、自分の製品へのプライドとか働くことのある面での価値を描いた物語でもあるように思いました。
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