真保裕一「取引」
真保裕一「取引」1992年9月の作品で、前年に「連鎖」で江戸川乱歩賞受賞。その後の第一作目として書かれたものです。この小説、傑作じゃないでしょうか。1995年の文庫本の作者の後書きからもこの作品が自信作であることがうかがわれます。「連鎖」では謎解きのあたりが私的にはあまり面白くなかったのですが、「取引」は謎解きにも迫力があって面白かったです。
密命を受けて公正取引委員会を退職した主人公の伊田が、ODA(政府開発援助)にまつわる談合を暴くべくフィリピンに潜入します。そこには高校時代の同級生の遠山が談合側の会社に勤めていて、調査対象となります。しかし、遠山のフィリピン人の奥さんが何者かによって殺され、幼い女の子も行方不明となります。その事件を追うなかで伊田と遠山の友情、伊田の信念といった人間的なことがらが描かれると同時に、談合や誘拐、幼児売買などの犯罪が描かれます。
息を付かせぬ描写でどんどん読み進んでしまいました。とはいえ文庫本で669ページありますので一日で一気には読めませんでしたが。
昨日のブログで、男性型・女性型チェックをしていただいて、日頃のブログ記事やコメントから受ける印象があらためてクリアになった感じがしました。それと、自分について他の方との比較でこんなポジションにいるんだなあとかも思いました。自分のことってぼんやりした感じの場合もあって自覚してないこともあるのですが、少しわかった感じがしました。

密命を受けて公正取引委員会を退職した主人公の伊田が、ODA(政府開発援助)にまつわる談合を暴くべくフィリピンに潜入します。そこには高校時代の同級生の遠山が談合側の会社に勤めていて、調査対象となります。しかし、遠山のフィリピン人の奥さんが何者かによって殺され、幼い女の子も行方不明となります。その事件を追うなかで伊田と遠山の友情、伊田の信念といった人間的なことがらが描かれると同時に、談合や誘拐、幼児売買などの犯罪が描かれます。
息を付かせぬ描写でどんどん読み進んでしまいました。とはいえ文庫本で669ページありますので一日で一気には読めませんでしたが。
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