東京ピーターパン
小路 幸也(しょうじゆきや)の小説「東京ピーターパン」を読みました。
さらさらっと読んでしまいました。読み終えて、どうして、ピーターパンなんだろうという疑問が残ります。大人になれない、なろうとしない登場人物たちが織りなす物語だから?たぶん、そうなんだろうとは思います。
往年の名ギタリストでありながら、ホームレスのシンゴ。昔ドラムをやっていた警察官。ロックボーカルだった、サラリーマン。解散したバンドのベーシストのフリーター。引きこもりの高校生。61歳、53歳、34歳、25歳、17歳、これだけ、年の違う人たちが、あるきっかけで、一夜限りのバンドを結成し、演奏を録音する。
あきらめながらも、どこかで、彼らは夢を追い続けている。
小路幸也氏は、北海道の生まれで現在も北海道に在住しているらしい。
北海道って、ホームレスをあまりみかけないです。冬の寒さが厳しすぎて、越冬できないからなのかもしれない。
シンゴは、公園のゾウの滑り台の下を住まいにしていて、それなりに、暖かくて住みやすいと感じている。朝早く起きて、寝泊りの痕跡を消して、公園に来る人から発見されないよう寝床を維持している。身体もいたって健康で、毎朝、身体の清潔を保つこと、衣類も洗濯することを自分に課している。だから、ちょっと目には、ホームレスに見えない。
ほんとうにそうなんだろうか。そんなに長くはホームレス状態を続けてゆけるものなのだろうか。生きてゆくのに過酷な条件ではないのだろうか。東京の冬も、北海道程ではないにしても、かなりの寒さだと思うのだが。
まあ、そんな些細なことにひっかかっていては、駄目ですね--;
ホームレスのシンゴが暴漢に襲われる物語なのかと、読み進んだのですが、この作者はそんな嫌な作家ではないですね。ほっとしました。
あったかい物語でした。

さらさらっと読んでしまいました。読み終えて、どうして、ピーターパンなんだろうという疑問が残ります。大人になれない、なろうとしない登場人物たちが織りなす物語だから?たぶん、そうなんだろうとは思います。
往年の名ギタリストでありながら、ホームレスのシンゴ。昔ドラムをやっていた警察官。ロックボーカルだった、サラリーマン。解散したバンドのベーシストのフリーター。引きこもりの高校生。61歳、53歳、34歳、25歳、17歳、これだけ、年の違う人たちが、あるきっかけで、一夜限りのバンドを結成し、演奏を録音する。
あきらめながらも、どこかで、彼らは夢を追い続けている。
小路幸也氏は、北海道の生まれで現在も北海道に在住しているらしい。
北海道って、ホームレスをあまりみかけないです。冬の寒さが厳しすぎて、越冬できないからなのかもしれない。
シンゴは、公園のゾウの滑り台の下を住まいにしていて、それなりに、暖かくて住みやすいと感じている。朝早く起きて、寝泊りの痕跡を消して、公園に来る人から発見されないよう寝床を維持している。身体もいたって健康で、毎朝、身体の清潔を保つこと、衣類も洗濯することを自分に課している。だから、ちょっと目には、ホームレスに見えない。
ほんとうにそうなんだろうか。そんなに長くはホームレス状態を続けてゆけるものなのだろうか。生きてゆくのに過酷な条件ではないのだろうか。東京の冬も、北海道程ではないにしても、かなりの寒さだと思うのだが。
まあ、そんな些細なことにひっかかっていては、駄目ですね--;
ホームレスのシンゴが暴漢に襲われる物語なのかと、読み進んだのですが、この作者はそんな嫌な作家ではないですね。ほっとしました。
あったかい物語でした。

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