北斗
石田衣良「北斗」。
やっぱり石田衣良、いいですね。
久しぶりに一気読みしました。

児童虐待された少年の物語。3部構成の感じで、①虐待された時期、②里子となって初めて幸せを感じ、そして里親の死での絶望、③殺人を犯した後の法廷といった感じです。
ミステリーみたいな謎解きはないものの、深い意味では主人公の北斗がミステリーかな。家庭内DV、幼児虐待がある意味ハードボイルトという気もしないでもないです。
人はどうして犯罪者になるのか、何故殺人に至るのか。死刑に値する罪を犯した人間の改悛、回心はあるのか。
そんなテーマなのかな、、、
この小説でガン末期の里親に女学校時代の友達が、すすめた飲料水が詐欺ですまなかったと聞かされ、絶望のうちに里親は最後を迎える。それをみて里子の北斗が死の近い大切な日時を奪ったとして、詐欺飲料水を販売している男を殺そうと決意するというところで事件が起きるのですが、普通その飲料水が詐欺飲料だったとしても軽率に患者に直接それを友達が話すかなあ?そんな友達はいないと思う。ちょっとしらけたかも。
とはいえ、とても良い小説でした。おすすめです。 2012/10/26の発売なので新作です。
内容(「BOOK」データベースより)
幼少時から両親に激しい暴力を受けて育った端爪北斗。誰にも愛されず、誰も愛せない彼は、父が病死した高校一年生の時、母に暴力を振るってしまう。児童福祉司の勧めで里親の近藤綾子と暮らし始め、北斗は初めて心身ともに安定した日々を過ごし、大学入学を果たすものの、綾子が末期癌であることが判明、綾子の里子の一人である明日実とともに懸命な看病を続ける。治癒への望みを託し、癌の治療に効くという高額な飲料水を購入していたが、医学的根拠のない詐欺であったことがわかり、綾子は失意のうちに亡くなる。飲料水の開発者への復讐を決意しそのオフィスへ向かった北斗は、開発者ではなく女性スタッフ二人を殺めてしまう。逮捕され極刑を望む北斗に、明日実は生きてほしいと涙ながらに訴えるが、北斗の心は冷え切ったままだった。事件から一年、ついに裁判が開廷する―。
やっぱり石田衣良、いいですね。
久しぶりに一気読みしました。

児童虐待された少年の物語。3部構成の感じで、①虐待された時期、②里子となって初めて幸せを感じ、そして里親の死での絶望、③殺人を犯した後の法廷といった感じです。
ミステリーみたいな謎解きはないものの、深い意味では主人公の北斗がミステリーかな。家庭内DV、幼児虐待がある意味ハードボイルトという気もしないでもないです。
人はどうして犯罪者になるのか、何故殺人に至るのか。死刑に値する罪を犯した人間の改悛、回心はあるのか。
そんなテーマなのかな、、、
この小説でガン末期の里親に女学校時代の友達が、すすめた飲料水が詐欺ですまなかったと聞かされ、絶望のうちに里親は最後を迎える。それをみて里子の北斗が死の近い大切な日時を奪ったとして、詐欺飲料水を販売している男を殺そうと決意するというところで事件が起きるのですが、普通その飲料水が詐欺飲料だったとしても軽率に患者に直接それを友達が話すかなあ?そんな友達はいないと思う。ちょっとしらけたかも。
とはいえ、とても良い小説でした。おすすめです。 2012/10/26の発売なので新作です。
内容(「BOOK」データベースより)
幼少時から両親に激しい暴力を受けて育った端爪北斗。誰にも愛されず、誰も愛せない彼は、父が病死した高校一年生の時、母に暴力を振るってしまう。児童福祉司の勧めで里親の近藤綾子と暮らし始め、北斗は初めて心身ともに安定した日々を過ごし、大学入学を果たすものの、綾子が末期癌であることが判明、綾子の里子の一人である明日実とともに懸命な看病を続ける。治癒への望みを託し、癌の治療に効くという高額な飲料水を購入していたが、医学的根拠のない詐欺であったことがわかり、綾子は失意のうちに亡くなる。飲料水の開発者への復讐を決意しそのオフィスへ向かった北斗は、開発者ではなく女性スタッフ二人を殺めてしまう。逮捕され極刑を望む北斗に、明日実は生きてほしいと涙ながらに訴えるが、北斗の心は冷え切ったままだった。事件から一年、ついに裁判が開廷する―。
スポンサーサイト