サイバーテロ 漂流少女

 一田和樹「サイバーテロ 漂流少女」、書き出しから、わくわくどきどきされる感じで、最後まで一気に読んでしまいました。前作「檻の中の少女」に続いて、コンピューターセキュリティ探偵の君島が登場する物語です。

 この作家、IT関係の経営者だったということのようで、とにかく、ネットがらみの犯罪にもリアリティがあって、ほんと面白いです。話題が、今ですものね。

 前作のエピローグに相当する部分が、今回ではカットされたそうです。

 この作者の特徴なのか、かなり全体の流れから別のシリアスな告白的部分がありますが、やや異質な感じ。だからなのか、今回は一旦書いてあるのだけれども、削除したとのこと。 カットしたのは、漂流少女の生立ちの部分らしい。

漂流少女


 ところで、「下町ロケット」が面白かったので、「空飛ぶタイヤ」も読んでみました。やはり一気読みしてしまいました。財閥系自動車メーカーの欠陥隠しをテーマにした物語です。池井戸潤らしく、銀行も出てきます。そういえば、だいぶ前に、といっても10年くらい前だったろうか、似たようなことがありましたね。この物語では系列グループから自動車会社は見放されるということになるのですが、10年前の事件は、株価は最悪まで下がったけども、持ち直しましたね。財閥系は見放さないという確信のもと、安くなった株を買って、儲けた人も多かったのではないでしょうかw


 やっぱり、深夜の読書は最高。
 物語って、一気に読む醍醐味、ありますよね。
 

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檻の中の少女

 一田和樹「檻の中の少女」です。

 ネット犯罪にとても詳しい作家で、このあたりを読んでいても面白かったし、恐がらせてくれました。女子高生の描写も巧みで、主人公のサイバー・セキュリティ・コンサルタントの君島は、新しいハードボイルドのキャラクターという感じがします。作者の経歴がIT関係の経営者だったということからしても、ネット犯罪の知識やその裏側の描き方が圧倒的なリアリティがあって、とても興味深く読みました。

 ミステリーとかハードボイルドというジャンルの小説だと思います。エピローグは、ねたばれ的展開なので、書けませんが、それまでの流れからはちょっと異質な展開をみせていて、どうなんだろう。でも、これ書かなきゃ作者は納得しないでしょうけど。いずれにしても、最後まで一気に読ませる小説でした。

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 おとといから、花粉が厳しいですね。アレロックとリボスチンは去年と同じですが、今年は新兵器ナゾネックス(噴霧式アレルギー性鼻炎治療薬)使ってみました。調子がいいみたいです。

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